誤嚥性肺炎とは

みなさま、はじめまして。NPOセイリングライフの言語聴覚士の鈴木と申します。今回は誤嚥性肺炎について書いていきたいと思います。

誤嚥性肺炎、という病気について、見聞きしたことがある方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか?最近はテレビのニュースや健康番組なんかでも流れてくることがある言葉なので、聞いたことがある方は増えていると思います。

そもそも肺炎ではなく、わざわざ「誤嚥性」と頭についていますね。普通の肺炎とは何が違うのでしょうか?

誤嚥性肺炎とは、誤嚥が原因で起こる肺炎という意味です。では、誤嚥とは?

誤嚥とは、食べ物や唾液が気道に入ってしまうことです。そんなことがあるの?と思われますが、脳梗塞などの脳血管疾患やパーキンソン病などの神経疾患をきっかけに、この誤嚥という身体のエラーを起こしやすくなることがあります(他にも様々な病気があります)

では、病気がないから私は大丈夫!と思った方、実はそうではありません。普通に年齢を重ねて、徐々に筋力が衰えていくのと同じで、飲み込みの能力も徐々に衰えていくことがあります。例えば、食べたり飲んだりしているときにむせることはありまか?のどが渇きやすくなったと感じることはありますか?1回の食事に30分以上時間がかかるということはありますか?これらは一部ですが、飲み込みの機能の衰えを感じさせる症状です。気になる方はぜひ、言語聴覚士がいる医療機関にご相談ください。もしくはSAILING LIFEの言語聴覚にもご相談可能です。では、誤嚥性肺炎にならないようにするにはどうしたらよいのでしょう。

食事のときには、椅子にしっかりと背筋をのばして、足をしっかり地面につけて座って食べること。よくかんで、ゆっくり味わうこと。かむことで唾液の分泌が促され、飲み込みやすくなると同時に消化を助けます。普段の生活では、食後にしっかり歯を磨くこと。歯磨きをおろそかにすると、口の中で細菌が増殖します。夜寝ている間に細菌混じりの唾液を誤嚥したとしたら、肺炎になりかねませんね。実は、食事中よりも睡眠中に唾液が気管にながれこみ、誤嚥してしまい肺炎になるパターンの方が多いといわれています。適度な運動をして体力をおとさないことも大切です。

ではこれらのことはできていて、さらに誤嚥性肺炎を予防するためにがんばりたいという方!ぜひ、口の体操をしてみましょう。口を大きく開けたり、「うー」と唇を突き出したり、「いー」と横に引いたり。私は普段総合病院で働いていて、飲み込みの機能が衰えている方にもたくさん出会いますが、「上唇を舌でなめる」と「頬をふくらませる」がうまくできない方が特に多いと感じます。みなさまはできますか?意外とやってみると難しいと感じる方も多いので、気になった方はさっそく鏡の前でチェックしてみてくださいね。

tel:0485060887

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